イールドカーブ
- 2018.12.06
- トレード情報
ここ数日話題のイールドカーブ。
もちろんリセッション入りのシグナルと言われておりますので、天井をつけるかもと言われてきているここ数年は定期的にチェックしているものでもあります。
そんなイールドカーブですが、広瀬さんの一連のツイートがすごくわかりやすいのでぜひご一読することをおすすめします。
債券にはいろんな「返済期限」がある。それによって「三ヵ月物」とか「1年物」とか種類ができる。米国の政府が出している国債はトレジャリー(=財務省証券)なのだが、その国債の利回りを、償還期限の短いものを一番左、長いものを右にもってきたグラフがイールドカーブだ。 pic.twitter.com/UhJZIiBK2W
— 広瀬隆雄 (@hirosetakao) December 5, 2018
3年債と5年債というのは、イールドカーブ全体のごく一部、つまり中心部分を「切り取った」ものにすぎない。本当に不況到来云々を議論するなら、もっとガッツリとカーブ全体を論じろや!という批判もある。通常、それは「10年債利回り-2年債利回り」でおこなわれるんや。 pic.twitter.com/7xCihnFSJy
— 広瀬隆雄 (@hirosetakao) December 5, 2018
ここでじっちゃまの大不得意な算数タイムや。10年債利回りから2年債利回りを引き算してみい! 0.093になるやろ。これが言ってみれば「のりしろ」やねん。
— 広瀬隆雄 (@hirosetakao) December 5, 2018
「のりしろ」が0.093しかあらへんのに、FFレートを0.25%も引き上げたらお陀仏かもしれん。それを市場は心配しとるのや。実際、このところ10年債利回りはどんどん急落(=債券価格は上昇)しておるわい。これは「景気、わるなるでぇ」というシグナルや。
— 広瀬隆雄 (@hirosetakao) December 5, 2018
これはどうしてかというと、銀行は主に短期市場でお金を借りて、それを長期で貸付けとるからや。最初の部分が「仕入れコスト」や。そして後の部分が「運用利ザヤ」になるんや。するとだぞ……仕入れコストが運用リターンより高なってしもたら、銀行さんはお陀仏やで。
— 広瀬隆雄 (@hirosetakao) December 5, 2018
経済からしたら、こらたまらんで。銀行がスネたら、世の中にお金が回らへん! こうやってひたヒタひたヒタと不況がしのびよってくるねん。どや、ホラーやろ(笑)
— 広瀬隆雄 (@hirosetakao) December 5, 2018
とても説明がうまいです!
このあとの質問に答えたツイートも含めてぜひご覧ください。
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