›December 12, 2011

ガーミンGPSにメモをオーバーレイさせたビットマップ地図を入れてみる

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ガーミンGPSにメモをオーバーレイさせたビットマップ地図を入れてみる

現在GPSはOREGON450+いどんなっぷ地図 を使ってるわけですが、ちょっと不満点があって、

(1)ルートをいれて、縮尺を小さくして見ると、フラッグ(ウェイポイント)が邪魔で地図が見にくい。
(2)地図はベクターデータなので、はっきりしてて見やすいけど、ちょっと情報量が少ないと感じるときがある。特にいつも見慣れてる国土地理院のと比べると。あと、地図自体に自分のメモとか網掛けとかをオーバーレイさせたい。

こんな感じだよね。

このくらいの縮尺だとちょっとわかりづらくなってしまう。縮尺に合わせてフラッグも小さくなるといいんだけど。(まあそれはそれで1つのポイントを探すのは難しくなるか)
で、この(1)を解決する方法としては、ルートをトラックに変換することなわけで、このあたりはやってる人も多いと思う。

ただOREGON450はトラックを読み込んだらそれをひとつずつ表示設定しないと出てくれないので(アクティブトラックは別ね)その操作がちょっと面倒だったりする。なんとかPCの操作だけで完結したいなぁと。GPS側でいじるの面倒じゃん。
#たくさんある別読み込みのトラックログを一括で表示設定する方法があったら教えてください。


で、マップカッターで地図をビットマップ保存してから読み込むやり方をやってみたら、上記(1)と(2)をうまいこと解決できたのでご紹介。
通常の自作地図を書きだすやり方より、ひと手間多くかけることで、自分のメモを地図にオーバーラップさせておくことができます。
こっちのほうが面倒じゃん、ってツッコミは無しの方向で(笑)

やり方
1.選択範囲をきめる。
まずカシミール3Dをひらいて、地図として出力するエリアを選択。編集→選択範囲を決める

2.マップカッターでBMP画像を出力してメモを加える。
ツール→マップカッター→切り出し

カシミール形式(ビットマップ地図)を選択。圧縮するのチェックを外す。
分割数を枚数で指定 1☓1にする。

選択範囲を一度1枚のBMPとして保存します。地図にメモを追加するためです。
地図は、GPSのルート線やウェイポイントがそのままビットマップ画像に落ちます。さらに自分用にメモを加えてみましょう。立山の地図ですが、画像ソフトを使って、地図にない山崎カールの文字とおおまかな範囲を色をつけたり・・。終わったらビットマップとして再度保存しておきます。

3.画像をカシミール3Dに読み込む
ファイル→開く→形式を指定した地図→ビットマップ地図
で、さきほど保存した画像を読み込みます。
座標軸はさきほどの書き出し時に保存されたHDRファイルが同時に読み込まれますので自動的に調整されます。

4.マップカッターでGPS用に出力
ツール→マップカッター→切り出し
GARMIN形式を選択。こんどは分割します。というのも分割数は適当な枚数で分割したほうが動作が早くなるようです。

5.OREGON450 に保存
オレゴンをPCにつないで、GarminフォルダのなかのCustomMapsフォルダのなかにさきほど保存されたKMZファイルを全て保存します。CustomMapsフォルダが無い場合は新しく作ってください。

完了です。
これで自作地図(メモ付き)をGPSで見ることができます。

黒いラインはルート、◎はウェイポイント、ビットマップ地図となっているので縮尺に応じて線の太さも変わります。それと、青いエリアで色付けしたり、赤い文字でメモが付加されているのが見えるかと思います。
一方、ピンになっているのとピンクの線がベクターデータ(GPSデータから表示されるもの)こちらは縮尺が変わっても大きさは一定です。

等高線や標高はベクターデータでいどんなっぷ地図のものが別途重ねて表示されますのではっきり見えます。
青いところを滑りたいとかってのが直感的に分かるでしょ。あと、メモの赤い文字とか。標高線で重なって若干見えにくく感じますが、縮尺を変えると一瞬等高線や標高が消えるのでよく見えるようになります。
完全にOFFにしたい場合は、GPSの設定からいどんなっぷ地図を無効にすればビットマップ地図だけになります。場合によってはこちらでもいいかと。


気合入れていく時はこんな感じでしっかりしたメモ入り地図をGPSにいれておくと安心ではないでしょうか。

#メモが必要ない人は、2〜3を省略すればよいです。


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