›January 03, 2016

山岳保険比較(捜索・救助費用のためのレスキュー保険)

Category: 雪崩・セルフレスキュー / 0 Comments: Post / View

山岳保険(遭難救助用の保険)の比較

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遭難救助用の保険、更新時期のために比較してみました。
対象は、jRO、日本費用補償少額短期保険、YAMAPアウトドア保険の3つ。

(1)jRO
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山をやっている人のなかではかなりメジャーな保険となっているのではないでしょうか。日本山岳救助機構会員制度(略称「jRO(ジロー)」)
厳密にいえば保険ではなく、互助会(会員制度)という形になるかと思います。
入会金2160円、年会費2160円。+事後負担金(750円〜1500円くらい)
会員が遭難に遭遇し、会員が捜索・救助費用を負担する場合、その費用実費を1会員1会員期間あたり330万円を限度に補てんします。
期間あたりですので、年間に複数起こした場合(無いとは思いますが) 、合計が330万円を超えると補てんされないと思います。
年間を通して山に行かれる方にとってはこれが一番コスパの良い救助保険ではないでしょうか。
他の保険と違い、請求手続きは少し面倒です。ただし、免責金額が無いという大きなメリットはあります。
ちなみに単なる疲労による事案は対象外となります。(日本費用補償少額短期保険のほうは、疲労による行動不能も含めています)
※そんな使い方はしないでしょうけど範囲の例として


(2)YAMAPアウトドア保険
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昨年から開始された新しい保険です。
1ヶ月の短期から年間の契約まで選べます。
保険費用は 1ヶ月500円 1年間4950円
遭難時の補償は300万円ですが、ケガ・死亡時の50万円の保険もついているのが他との違いですね。
免責費用は3万円です。
パウダー時期のみ対応したいなら安いですね。(12月〜3月の4ヶ月のみなら2000円ぽっきり


(3)日本費用補償少額短期保険
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最初にこちらの保険が出た頃は、こういったレスキュー費用に特化した保険はなかったので画期的だったのですが、今はちょっと割高感を感じてしまいますね。
保険費用は年間で5000円
遭難時の補償は300万円まで。
免責費用は3万円です。
WEBサイトには疲労による行動不能も対象とありますので、救助に含める範囲はjROよりゆるそうです。
※そんな使い方はしないでしょうけど範囲の例として

まとめ

パウダー時期のみ保険が欲しいという人はYAMAPの保険がおすすめできそうです。
例えば12月〜3月までなら2000円ぽっきりです。それに怪我した際の保険も含まれますので。
年間を通して山に行かれる方はjROが良いと思います。
ご参考までに!
私は夏はあまりやらないので冬のみのYAMAPに変更するか(夏は都度スポットで対応)、年間を通した保険のjROに変更するかで迷っています。


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