›September 28, 2016
やっぱりDJIは凄かった!文句の付けようがなかったDJIの小型ドローンMAVIC PRO
はじめに
昨晩のDJIの新商品発表会、熱かったですね。GoPro Karmaのとき同様、リアルタイムで見ていましたがさすがDJI、やってくれました。 まさに横綱相撲というような王者の余裕を見せつけてくれました。
(スラムダンクの一シーンから引用)
GoProのドローン開発の情報は早いうちにキャッチしていたのでしょう。
相手をしっかり見た上で、完全に上のモノを出してきましたよ。
前回のGoProの発表時に気になった点、全てクリアしてきたDJIでした。
さあそれでは、特にGoPro Karmaとの比較をしながら見ていきましょう。
サイズ・重量
発表時にプレゼンテーションしていたマイケル・ペリー氏。
さあMAVIC紹介するよという感じで、GoProの発表のようにカバンから取り出すフリをして...
ここにはないよ〜、で、皆「え??」ってなったあとに、 ズボンの後ろから取り出すというなんとも憎い演出。
GoProより小さいよ〜って完全にアピール成功です。ちなみに折りたたみ時サイズ
Mavic:198mm×83mm×83mm(奥行き×幅×高さ)
KARMA:365.2mm×224.3mm×89.9mm(奥行き×幅×高さ)
小さいのももう見ての通りなんですが、重量も。
DJI MAVIC カメラ込みでなんと 734 g バッテリーは240gです。
GoPro Karmaは カメラジンバル無しで1006g これにジンバル230g、Hero5カメラ118gが加わります。さらにKarumaバッテリーは545g、とても重い。
Phantom3のバッテリーが365gですからそれより重いんですね。
Karmaは重量的にはファントムクラスということになります。
対してMAVICはコンパクトで軽量。
ここは文句なしにMAVICの勝ちといっていいでしょう。
フライト時間
GoPro Karma は最高20分
DJI MAVICは最高27分
MAVICはこのサイズでなんと27分というPHANTOM4クラスのフライト時間を実現しております。
実際のフライト時間は20分弱は飛ぶんじゃないでしょうか。
十分なフライト時間です。あのサイズのバッテリーでよくこのフライト時間を実現しました。素晴らしいです。
フライト時間ってバッテリーの容量、重量と機体の重さなどのバランスのせめぎあい。地味ですがなかなか改善しにくい部分。
バッテリー容量上げれば重くなるわけですから時間を伸ばすのって意外と難しいんですよね。
でもここをこれだけ素晴らしいスペックに落としてきたDJIはさすがです。この勝負、MAVICの勝利です。
送信機伝送スペック
コントローラーの伝送距離は
Karma 1km
Mavic 4km(720Pでは7kmとの表記もあり、電波法がらみで日本ではここまで果たしてでるのか少し不安なところもありますが4kmも出れば十分すぎてお釣りがきます)
この分野はやはり2.4ghz映像伝送でのパイオニア的存在、Lightbridgeの技術があるDJIは有利ですね〜。MAVICの勝ちです。
センサーまわり
DJI MAVICは、ポジショニングセンサーや障害物回避センサーなどで、インテリジェントフライトが可能。
障害物回避はPHANTOM4譲り、そしてMAVICからは対地高度を維持できるようになりました!
山で撮りたい人は嬉しい機能ですよね。山登りながらフォローミーできます!(地面高度を維持)
対してKarmaはこのあたりの機能まるでありませんので、MAVICの圧勝です。
カメラ性能
GoPro Hero5 Black 4K
MAVIC 4K
こちらは互角、といいたいところですが、実際の映像を見てみないとなんとも。
ただしMAVICの等倍画質を見た感じでは、HERO5 BLACKには劣りそうな印象です。(Phantom4とMAVICの画質等倍比較ではPHANTOM4がシャープな印象でした)
HERO5のSESSIONと同等な感じかも?ここはGoProの暫定勝利。
価格
GoPro Karma カメラ付き 1,099ドル
MAVIC(カメラ内蔵) 999ドル
ここはほぼ互角な感じだが、GoProのほうが1099ドルのなかにおまけが多く含まれている分、若干良いともいえるか?
その他
・GoProはカメラを地上で手持ち棒に付けて使える。これはMAVICにない大きな利点ね。
・MAVICはアクティブトラック機能が良い。物体の追随できます。あとはDJI GOでポイントオブインタレスト(ノーズインサークル)、ウエイポイント、などのインテリジェントフライトが出来るはず。サードパーティアプリなどでその他いろいろなオートフライトも。このへんのオートフライトはGoProではどこまで出来るのか?
・送信機不要でスマホだけでのコントロールは両者できそう
・HDMI出力は両者とも無さそうだが、MAVICはDJIの専用HMD(上記画像)でWi-Fiとも有線とも違う伝送方式(プロポから直接受け取る?)で遅延のない映像が出力できそう。
・バッテリーは両者とも1万円くらい。DJIはバッテリー商法とも言われるくらいバッテリーが高かったのでこれは助かる。
ちなみになぜかMAVICのバッテリーはAppleStoreが安いようです。
山で使うのを考えて..
見かけの重さだけに捕らわれてはいけませんよ。通常、撮影時には予備バッテリーが複数必要です。
バッテリー3つは持っていきたいですよね。
ここでバッテリーの重さですが
MAVIC 240g
KARMA 545gでしたね。
3個持ってったら..
MAVIC 720g
KARMA 1635g
これだけで900gも差がでちゃいますね。
この差は山や旅行などで持ち歩く際に大きなポイントですよ。
ということで結論
山やる人文句無しでDJI MAVICではないでしょうか。
軽さ、コンパクトさだけでなく、障害物回避などセーフティー機能、電波到達距離、フライト時間、トータルで見てもMAVICです。
ただし、地上でもジンバルカメラ使いたい人、すでにGoPro4を持っている人、GoPro画質が好きな人なんかは、KARMAですかね。
とはいえ、GoProは初のドローンです。信頼性という未知数の部分を買えるほどの魅力がはたしてKARMAにはあるかどうか、というところは気になります。
Karmaをもし買うとしても少し様子を見たい気がします、個人的には。
こんな感じで手軽に持ち歩いて(腰からぶら下げて)、撮りたいときにさっと撮れるなんて最高じゃないですか! さあこれを読んだ皆さん、MAVICが欲しくなっているでしょう。今すぐポチりましょう!!(笑)
こちらからは以上です。
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あ、購入はAmazonとかもいいですが、私は毎回DJIの直販で買ってます。
たぶんいちばん早く届くはず。
アマゾン、楽天はこっち。