日経225オプションとは

将来において、日経平均株価指数をあらかじめ定められた価格で「買う権利」または「売る権利」のことを「日経225オプション」といいます。
例えば現在の日経平均が22,500円で、23,000円以上に上がると思えば23,000円コールを買い、22,000円以下になると思えば22,000円プットを買うといったイメージです(オプション買いの場合)
逆にSQ時(その限月の精算日)に22,500円が23,000円にはならないと予想すれば23,000円のコールを売り、22,000円以上になると思えば22,000円のプットを売るということもできます。

基本的にオプションの買いは、損失限定、利益無限大。オプションの売りは、損失無限大、利益限定 です。
これだけ聞くとオプションの買いがメリットだらけに感じますが、もうひとつ時間価値の減少の問題があります。
タイムディケイと呼ばれるものです。その限月のSQ日に向けて、オプションの買いは価値が減少していきます。
逆にオプションの売りは少しずつ利益が増えます。
そのため、確率的に言えばオプション売りのほうが勝率が高くなっています。

オプションは保険をイメージしていただければわかりやすいと思います。
例えば保険料を払うときに1年間なのか半年なのか1ヶ月なのかで保険料が変わると思います。
そして保険料を払えばそれ以上払うことはなく、なにかあった場合にのみ規定の額が支払われます。
オプション売りは保険会社です。何もなければ安定的に儲かりますが、例えば大災害があれば被保険者にたくさん支払いをしなければならず損失となります。

よく、オプションの売りは怖いと言われますが適切なヘッジを行えば(合成ポジション)怖くありません。
ここではオプション売りを中心に225オプションの研究をしていきます。