長年行きたい行きたいと思いながら混雑や天候で断念していた涸沢カールの紅葉。
昨年(2017年)の秋にようやく行くことができましたのでブログ記事にしてみたいと思います。
涸沢カールとは?
涸沢(からさわ)カールは、北アルプス穂高岳の長野県側中腹・標高2,300mにある日本有数の氷河圏谷です。秋には一面赤や黄色、オレンジなど色とりどりの紅葉に染まり、特に三段紅葉とも呼ばれる岩場と木々のコントラストが美しく人気のスポットとなっています。
ちなみにカールっていうのは、氷河が成長と共に山肌を削り半円状または馬蹄形状のような谷の地形になったもの。氷河の後退と共に地上に現れ現在の谷地形になっています。
赤く染まったナナカマドや、黄色く染まったダケカンバが美しい。
気になる紅葉の時期ですが、例年は9月下旬から10月上旬が見頃。9月中旬から色づきはじめます。
涸沢カールへのアクセス・コースタイム
唐沢カールへの登山は上高地からが一般的なルート。
上高地へ行くためにはマイカー規制のため、長野県側の「沢渡(さわんど)」か、岐阜県の「平湯温泉」にマイカーを停め、バスかタクシーでアクセスします。人数が集まればタクシーのほうが安く機動力があって良いです。
今回は長野県側の沢渡からタクシーで上高地へINしました。
上高地から涸沢までは、片道距離にして約15km、標高差は800mほどです。
コースタイムの目安ですが、穂高岳山荘のサイトより
上高地バスターミナル→50分→明神→1時間→徳沢→1時間10分→横尾→3時間→涸沢
合計片道約6時間となっています。
横置までは平坦な道が続き、そこから(正確には本谷橋から)本格的な登りが始まるイメージです。※上記画像の標高差グラフ参照
一般的には日帰りは難しく、1泊2日またはゆったりしたいなら2泊3日の行程となります。
涸沢カールで泊まるなら、唐沢ヒュッテか涸沢小屋のどちらかの山小屋かテント泊となります。
ただし!紅葉時期は大混雑間違いなし。
ということで今回は手前の徳沢でテントを張って、早朝出発で涸沢を見て帰るという行程を取りました。手前でテントを貼るなら横尾でもよいと思います。
テントに荷物を置いてピストンできるので、身軽にアクセスできるのもこの行程のメリットです。
徳沢はひろーい芝生サイトでとても快適でした。
上高地から出発!
ということで上高地のバスターミナルから出発です。
上高地といえば河童橋、というくらい有名な橋。
橋上から望む穂高連峰や焼岳、梓川の水面の青さが美しい。
てくてくと歩いていきます。
美しい景色の中を歩き、足取りも軽い。
明神橋を渡ればひと休憩。
明神館前で最初の休憩です。
明神から徳沢へ・徳沢でテント泊
梓川沿いから見えてきた前穂高岳。美しいです。
猿の親子を発見!
しばらく見てると小猿が親猿に乗っかって去っていきました。
徳沢園に到着。受付をすまし、芝生の広場にテントを張ります。
広い芝生のサイトはとても快適です。
さすがに紅葉時期の週末です、なかなかのテント数。まあ涸沢にくらべれば全然ですが(笑)
まだ明るいですが、のんびり休憩&ビール。
ビールは徳沢園の自動販売機で買えるので最高です。
アマノフーズのビーフシチュー
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