【実況〜明日にかけて】


リッジが 21 日朝から 22 日朝にかけて西日本から北日本を通過。21日、地上は高気圧に覆われる。

高気圧は21 日夜には日本の東へ移動し、西日本から東日本には高気圧の縁辺をまわる湿った空気が流入。

東日本太平洋側では 21 日夜から 22 日昼頃にかけて、地上シアーラインが通過するため、広い範囲で雨となる。



寒冷前線が 22 日、西日本から北日本を通過。低気圧や前線に向かって850hPaθe 300K以上の下層暖湿気が流入し、 850hPa の風速が 50kt 前後と強まるため、西日本から北日本では大気の状態が不安定となる。


MSM の可降水量 30mm 前後が予想されていることから、局地的には激しい雨の降るおそれがある。
22 日の西日本から北日本は、850hPa の気温が平年より 10°C前後高くなるため、積雪地ではなだれに注意。
【1ヶ月予報について】
昨日は一か月予報の発表。おおまかな流れはTwitterに書いた通り。

期間を通しての暖冬傾向は変わらず。
気温
冬型の気圧配置が現れにくく、寒気が南下しにくいため、向こう1か月 の気温は全国的に高く、北・東日本日本海側の降雪量は少ない見込み。
降水量
北・東・西日本日本海側では、寒気や気圧の谷の影響を受けにくいため、 向こう1か月の降水量は平年並か少なく、日照時間は平年並か多い見込み。

数値予報モデルによる予測結果
1か月平均の地上気圧(左図)は、 日本の東で平年より高く、冬型の気圧配置が現れにくい予測。また、日本の南でも平年より 高く、沖縄・奄美を中心に高気圧に 覆われやすい予測。
上空約 1500m の気温(右図)は、 全国的に平年より高い予測。
週別の予想は以下の通り。




コメント