BCA Float E2 35 雪崩エアバッグ

バックカントリーギア・グッズ

ようやく購入しました。Bca Float E2 35、電動タイプのアバランチエアバッグです。

毎年検討してたんですよね。でもやっぱり電動タイプがほしくて。

なぜなら、繰り返し練習できるから。持っててもいざというときトリガー引けないと意味ないですし、もったいないとか空振りを恐れて引けないのはよろしくないですし。

最初は8年前くらいでしたっけ?ブラックダイヤモンドの電動エアバッグを発売したときに真剣に検討したんですけど、重さがネックで結局買わずじまい。

2年前くらいからスコットのScott Alpride E2がかなり軽量で出て、信頼性もましてきてぼちぼちと思って狙ってたところに今回のBCA。安く買えるタイミングがあったので買っちゃいました。

良いなと思ったポイントを買いてみますね。と、その前に。

そもそも雪崩エアバッグとは

そもそも雪崩エアバッグとは、アバランチエアバッグとはどんなものかというと。
万が一に雪崩にあってしまった際に、すぐにトリガーを引いてエアバッグを展開する(膨らませる)ことによって、体を雪崩の表層に浮上させて埋没しにくくしてくれたり、頭のまわりをガードして衝突を軽減してくれたり、もし埋没してしまった際にもエアポケットをつくって、窒息死を防いでくれたりする効果があるものです。

実際にエアバッグを展開できれば、死亡確率を50%も減少できるとの話もあるそうです。
↓エアバッグで奇跡の生還した事例動画

ちなみにエアバッグには圧縮ガスタイプと電動タイプの2つがあります。

(1)圧縮ガスタイプ

高圧のガスを封入したカートリッジ(小型のガスボンベ)から一瞬にしてガスが吹き出してエアバッグをふくらませるタイプです。電動タイプと比べると比較的軽量になるメリットがありますが、一度使用するとガスカートリッジの交換が必要です。また、空港などの保安検査でひっかかる場合もあります。

(2)電動タイプ

バッテリーで動く電動ファンによって、エアバッグをふくらませる仕組み。充電したり、電池交換すればすぐに使えるのでランニングコストが安いし、練習もしやすい。ガスタイプと比べると少し重くなりがちのデメリット。

ということで、雪崩エアバッグとはなにかを説明したところで、BCA Float E2について良かったポイントを買いていきます。

バックパックとしての使い勝手がいい

まず最初に、バックパックとしての使い勝手がめちゃくちゃいいです。

ヒップベルトポケットはメインと独立した容量を持つ広いスペースがあり、シールや水筒などが入れられます。口はひろく開くので出し入れもしやすいし、何よりザックをしまったままシールや水筒の出し入れができる。独立したスペースなので、取り出すときもどこいったっけ?ってならない。

大型の一眼カメラも入りますよ。(山道具にプラス、ドローンと一眼カメラでも入りました。思った以上に大容量)

もちろんメインの収納スペースもそれなりにあって、日帰りでしたら全く問題なし。

個人的にはヘルメットホルダーも出し入れや取り付けがしやすくていいです。

繰り返し練習できる

これはもう電動タイプのメリットですよね。何度でも練習できる。

なんなら実際に巻き込まれたのを想定して転がりながら展開する練習もできる。

収納も、やっぱりやらないと覚えられませんから。電動タイプの最大のメリットといっても良いでしょう。

バッテリーと乾電池の併用構成

バッテリーと、単3乾電池の2つの構成になっています。

単3乾電池の役目は2つあって

1.バッテリーの自然放電を防ぎ、常に満充電・フルパワーを維持するため

2.展開後に自動的に充電するため

バッテリーの自然放電を防ぐ機能は地味によくて、これによっていざというときにバッテリーが足りないっていうことがなくなります。数ヶ月そのままフルパワーを維持できるので、電源入れ忘れを防ぐ効果もあります。

また、展開時に自動的に乾電池から給電を開始するのもありがたいです。それによって展開後なるべく早い段階で充電完了して再度使えるようになることが可能になりますから。

ということで非常に良い仕上がりで気に入ってはいますが、唯一の欠点といえば価格でしょうかね。

※Amazonのほうにはなくて、楽天にはあるみたいです。(2023/11現在)

気になる人はチェックしてみてはいかがでしょうか?

レビュー動画もどうぞ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました