【実況〜明日にかけて】
シベリア付近の500hPa5040m に-45°C以下の寒気を伴った寒冷渦があって東南東進。寒冷渦からのびる 500hPa5160~5340m のトラフが北日本にあって東進。低気圧が根室付近にあり、寒冷前線が三陸沖から四国沖にのびている。 北日本から東日本の日本海側は下層寒気が流入。
低気圧は発達しながら千島近海に進む。北日本では 850hPa-12°C以下の寒気が流入、4 日にかけて日本海側中心に降雪量が多くなる。
4日朝に日本海西部で低気圧が発生、その後、低気圧は前線を伴って5日朝に三陸沖に進み、5日午後にかけて寒冷前線が北日本から西日本を通過していく。低気圧や前線に向かって 下層暖湿気が流入して大気の状態が非常に不安定となるため北日本から 東日本の日本海側中心に 4 日夕方から 5 日にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意。
日本付近は、5日午後から6日にかけて次第に冬型の気圧配置となり、北日本には寒冷渦 に伴って平年より約 10°C低い 500hPa-42°C以下の寒気が流入。また、日本付近は下層寒気移流が強ま り、西日本でも 850hPa-9°C以下の寒気が流入、5 日午後から 6 日にかけて北日本から西日本の日本海側中心に大雪の可能性。
5日21時 500hPa気温。
5日21時850hPa気温。
5日12時〜6日15時までの降水量、gifアニメ。寒気は十分強く今シーズン一番。気圧配置も良いのだが、すぐに終わってしまうのが今年らしい。ただし、新潟日本海側山域は5日夕方から6日朝までに50cmほどは期待出来そう。5日〜6日両日合計で局地的には1m近くの降雪となるところも出そう。
【週間の予想】
その後は10日くらいまでは平年並みか平年より低い気温が続き、冬らしい週となる。しかし…
昨日発表された2週間気温予想。11日〜15日の5日間気温平均は日本全国真っ赤、かなり高い予想。
12日9時 850hPa気温。1500mでプラス気温。
13日3時。850hPa5度ラインが…
13日15時。さらに暖気流入。
こちらは800hPa気温。
800hPa標高約2000mでもプラス5度近い気温。北陸や関東甲信越エリアの2000mの山々でも雨になりそう。
せっかく訪れた冬もあっという間に終わり、早くも春の気配なのか?
スノークラスタの気持ちは…
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