2020.11.3 立山パウダー予想のための気象情報

気象・天気予報・パウダー予想

今年も立山パウダーシーズンがやってきました。
現在の積雪は30cmほど。

さてこの後どのくらい積もってくれるのでしょうか?

・今日のポイント

・4日かけて冬型強まる
・8日あたりに再び冬型、気温低下予想
・GFS予想では、その後中旬は暖かい日が続きそう😭

・実況〜明日にかけて

・アムール川中流には、-36℃以下の気を伴う寒冷渦があって、北東進。寒冷渦に対応する低気圧がサハリンの北にあって、北上。低気圧から寒冷前線が、伊豆諸島付近にのびている。
・上記寒冷渦の周りを回る、500hPa 5340m~5460m のトラフが中国東北区にあって、南東進。
・モンゴルには高気圧があって、南東へ移動。
・フィリピンの東には台風第20号があって、ほとんど停滞。

寒冷渦は北東進し、4 日夜にはサハリンの北へ進む。前線に向かって、850hPa θe 327K 以上の下層暖湿気が流入して、伊豆諸島では、3 日午前中は大気の状態が非常に不安定となる。3 日朝には、日本の東で別の低気圧が発生し、前線を伴って発達しながら北東進する。
トラフは南東~東進し、3 日夜から4 日朝にかけて、北日本を平年より約10℃低い寒気(500hPa で -30℃以下)を伴って通過する。北日本ではトラフの通過後も、4 日夜にかけて、上空の寒気が残る。一方、高気圧が南東~東へ移動して4 日夜には黄海に中心を移し、日本付近への張り出しを強める。日本付近は4 日にかけて西高東低の気圧配置となる。
北陸地方や東北日本海側では、3 日は竜巻などの激しい突風にも注意。下層寒気の流入が強まるため、北日本では、4 日は平地でも積雪となる所がある。積雪や路面凍結による交通障害に留意。

4日0時降水量
4日0時 850hPa気温

日本海側、標高の高いエリア(1500m以上)では、まとまった積雪となるところもありそう。

4日21時
4日21時

寒気は4日夜まで残る予想。

5日9時

5日は高気圧に覆われる。

立山は5日ピーカンパウダーではないでしょうか?

・週間予想

4日の冬型の後は、いったん気温上昇、のち8日あたりに再び冬型がありそう。

8日15時
8日15時 850hPa気温

8日の冬型に期待。

●6日:日本の東へリッジが進み、5400m付近と5700m付近のトラフが、中国東北区と華北付近へそれぞれ進む。日本付近はゾーナル~やや西南西の流れとなり、先行する 5400m 付近のトラフが沿海州へ進み、日本の南では高度場が上昇する。地上は、高気圧の中心が日本の東へ進み、沿海州付近に低気圧が発生し日本海にはシアーラインが形成される。東シナ海から西日本の南岸付近で前線(T850=12-15℃付近)が顕在化し、低気圧が発生する可能性がある。北~西日本は、高気圧をまわる湿った空気や前線の影響で雲が広がりやすく、北日本や西日本では雨が降り始める。

●7日:先行するトラフは千島近海へ進む。次の5400m付近のトラフは日本海北部付近へ、5700m付近のトラフは日本海西部付近へそれぞれ進み、日本付近はゾーナル~やや西南西の流れ。地上は、低気圧が発達しながらオホーツク海へ進み前線が北日本付近を通過する。本州南岸付近の前線上を波動または低気圧が東進し、大陸の高気圧が黄海から西日本へ張り出してくる。北~西日本は、低気圧や前線の影響で曇りや雨となる所が多い。

●8 日:5400m 付近のトラフは北日本を通過し、北海道には T500≦-30℃の寒気が流入する。5700m 付近のトラフは東日本付近へ進み、 日本付近はゾーナル~西北西の流れとなる。地上は、低気圧がカムチャツカの東付近へ進むが、北海道付近は気圧の谷が続き、T850≦-6℃の寒気が東北北部まで南下する。黄海付近の高気圧が日本付近に張り出し、北日本では西高東低の気圧配置が強まる。また、関東沖にはシアーラインが形成される。北日本は、気圧の谷や寒気の影響で曇りや雨または雪となる。東・西日本の日本海側は寒気の影響で曇りや雨で、太平洋側は晴れる所が多い。関東付近はシアーラインの影響で雲が広がる所もある。

●9 日:トラフは寒冷渦となってカムチャツカ半島付近に停滞する。北日本には 5400m 付近の正渦度移流場が続き、次のトラフが沿海州付近を南下する。華北付近には 5700m 付近のトラフが進み、日本付近はほぼゾーナルな流れ。地上は、黄海付近と本州付近に高気圧が進み、北海道付近は気圧の谷が続く。T850=-6℃は北海道付近まで北上する。沖縄・奄美付近では、サブハイ縁辺をまわる下層暖湿気が流入し前線が顕在化する。北・東日本の日本海側は、気圧の谷や寒気の影響で曇りや雨または雪の所が多い。北・東日本の太平洋側と西日本は晴れる所が多いが、関東沖にはシアーラインが残り、東日本の太平洋側では雲が広がる所もある。

●10 日:5400m 付近のトラフが北日本付近を通過し、T850≦-6℃の寒気は北海道付近をやや南下する。5700m 付近のトラフが東・西日本付近に進む。また、バイカル湖の東には優勢なリッジが進む。地上は、高気圧が朝鮮半島から日本海付近に進み、北海道付近は気圧の谷が続く。日本の南から沖縄・奄美付近には前線が停滞する。北日本は、気圧の谷や寒気の影響で日本海側を中心に雲が広がり、雨または雪の降る所がある。東・西日は高気圧に覆われて晴れる所が多いが、南岸付近は湿った空気の影響で雲が広がる所もある。

GFSによると、11日〜中旬あたりの寒気が入ってくる兆しがない。

まだ先なので気にしても仕方ないですが、ちょっと気になりますね。

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