これまでスキーや登山で行動中に使用するカメラは、定番のGoProシリーズをはじめ、360度撮れたり光学手ブレ補正に定評のあるInsta360シリーズ、それから小型ジンバル付きカメラDJI Osmo Pocketシリーズなど。そこへ新たに気になるカメラ、Feiyu Pocket 2Sが登場しました!現在MAKUAKEクラウドファンディングで応援購入受付中!


Contents
どんなカメラか

こちらのカメラメーカー、FeiyuTechは2007年設立した中国桂林にあるメーカー。スタビライザー/ジンバル業界では最も老舗のメーカーの一つであり、ジンバルのパイオニアとして認知されています。創立以前よりジンバルに特化した開発を行っており、2013年には、初代アクションカメラ用3軸手持ちジンバル「G3」の開発に成功し、全世界のGoPro手持ちジンバル市場の7割がFeiyuTechのジンバルを使用しています。また2015年にはApple社と提携し、「G4 Pro」スマホジンバルをリリース。全世界のApple Storeで販売されました。

今回新発売のFeiyu Pocketは実は2種類リリースで、ブランド最高スペックを求める方用のFeiyu Pocket 2、
スポーツなどアクティブな撮影用のFeiyu Pocket 2Sがあります。
こちらのブログを見られる方は、やはりFeiyu Pocket 2Sのほうが気になるのではないでしょうか。
今回のレビューもFeiyu Pocket 2S。カメラとモニターが分かれるセパレートタイプ、かつ3軸ジンバルがついているカメラです。
大自然やスポーツの自分視点撮影にぴったりの130°超広角。コンパクトサイズでいろいろなところにカメラを取り付けられるのに、ジンバルでなめらかな撮影が可能となっています。

セパレートタイプなのでいろいろなところに取り付け可能。ヘルメットやザックなどはもちろん、小型軽量のメリットを生かしてストックなどに取り付けても気にならないサイズ。
動画レビュー
ということで実際に使ってみて動画レビューしてみました。動画でも言及していますが、ポイントを5つご紹介します。
ポイント1.マウントのしやすさ

カメラ部分はご覧の通り非常に小さく、あの極小カメラInsta360Go2と比較できる土俵に乗るくらいのサイズ感です。この小ささ軽さを生かして様々なところに取り付け可能。

ヘルメットマウントもGoProほど目立ちません。

バックパックのショルダーストラップに取り付け。


またマグネット式なので、付属のマグネットプレートはもちろん、磁石の付く金属プレートにぴたっと取り付けが可能。Insta360Goのマグネットネックレスにも付きました。


さらに、GoProマウントにもそのまま乗ります。スライド式なので、ねじでとめるタイプのGoProよりも取り付けがラクです。こちらはスポーツ系などしっかり固定したいときには良いですね。今までの(たくさん眠っている)GoProパーツ資源を活かせるのも嬉しいです。
ポイント2.手元でカメラコントロール

セパレート式の大きなメリットのひとつ。例えばヘルメットマウントなどで目の届くところからカメラが離れていても、コントローラー部分の液晶を見て手元で確認できるのが便利。今まではスマートフォンのwi-fi接続で確認したり、専用リモコン等で見たりしましたが、ひと手間かかったり無線の接続の問題、バッテリーの問題等あって雪山・吹雪の中で使う気になりませんでした。しかしこの方式なら大丈夫!せっかくのシーンがアングル失敗でうまく撮れてなかったなんてことも大幅に減りそうです。

また、移動中・行動中でも手元のコントローラー部のジョイスティックでジンバルを自由に動かせます。
歩きながらジンバルの向きを変えて、前だけでなく、横・後ろといろいろな方向を撮影できます。
VLOGなどでもアングル変えのシーンをたくさん撮っておけて便利!
ポイント3.強力な手ブレ補正
これについては、レビュー動画で他の機種とも比較しているのでぜひ見てほしいです。
さすがはスタビライザー・ジンバル業界では最も老舗のメーカーの手ブレ補正。強力な3軸メカニカルジンバルを搭載で、バイクに乗ったり、走って撮影しても、3つものモーターが効果的にブレを減らしてくれるため、本格的でキレイな映像を残すことができます。

レビュー動画の10分50秒くらいからを見てほしいのですが、超広角でスタビライザー走り(上下動を抑えるように走る)をすると、本当にスムーズに疾走感のある映像が撮れます。
ポイント4.スポーツシーンに使える

超広角130°で撮れるので、自分視点の動画撮影で迫力あるシーンが撮れます。追い撮りなんかにもよいですね。

また4Kでも60fpsで撮れますので、動きの早いスポーツシーンにもなめらかに撮れて良いです。

セパレートで小型かつ広角なのを生かして、背面撮影もいけそうです。

このあたりはまた実際にスキーをやりながら使ってみてレビューしたいと思います。
ポイント5.冬でもバッテリーがもつ(おそらく)

セパレート式のメリット。バッテリーのあるコントローラー部分を内ポケットに入れて温めておくことでバッテリー持続度アップが期待できます。また撮影しながらの給電も出来たようなので、内ポケットで温めながらモバイルバッテリーで給電したら冬場極寒の北海道でも最強ではないでしょうか。
こちらもこれから到来の冬シーズンでぜひ確かめてみたいと思います。
スキーヤー・スノーボーダーの声
Twitterで本機種について聞いてみました。
やっぱり低温時の性能は気になるようです。
クリップ止めでいろいろなところに取り付けられる自由度は大きいですね!
バッテリー問題、きっとこれで解決するはず!
たしかにそんな機能あったら素敵!いいパウダーシーン、と思ったら雪で撮れてないときはほんとショックですよね。
スキースノーボードでの使用の場合、たしかに転倒時の丈夫さは気になるところですね。
ケーブル長は約90cmくらいでした。後ろからも試してみた感じでは大丈夫そう。(もちろん長い棒に取りつけたら無理ですが)

こちら4K60FPS

4K30FPS
等倍で見ると60FPSのほうが解像感が落ちていますが、120FPSほどの顕著さはありませんでした。通常で見る限りは問題ない印象です。
拡大画像(等倍クラスに拡大してみると解像感の劣化が分かります)

それと撮影時の給電も試してみたところ問題なく出来ていましたので、低温バッテリー対策には良さそうです。
まとめ
この冬、スキー、スノーボードや登山などアクティブなスポーツにも活躍してくれそうなFeiyu Pocket 2S。
いろいろなところに取りつけて、様々なアングルで撮影して楽しんでみてはいかがでしょうか?
低温バッテリー対策もできそうで、良いシーンにバッテリー落ち、なんて心配も減るかもしれません。
またスキーで使ってみたらレビュー記事を追加で書きたいと思います。
ワクワクが止まらない!カメラ付きジンバルの新しい形 Feiyu Pocket 2
機材提供 Feiyu Tech
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