1か月予報(予報期間:2月1日~2月29日)は引き続き暖冬傾向

気象・天気予報・パウダー予想

本日1か月予報が発表。
期間を通して北海道を除く地域で、暖冬傾向は引き続きの予報。

・ 500hPa 高度は、極付近からカナダにかけて負偏差。ヨーロッパから日本付近にかけては偏差の波列(負のEUパターン)が予測され、日本付近は正偏差となって暖かい空気に覆われやすいが、オホーツク海北部には寒冷渦が予測され、北日本では寒気の影響を受ける時期がある見込み。

・ 850hPa気温は、日本付近は西日本を中心に正偏差に覆われるが、北海道地方では正偏差の度合いが小さい。

週別にみると..
1週目(2/1~2/7):気温高い傾向

・ 500hPa高度は、日本付近は本州を中心に正偏差だが、沿海州北部に寒冷渦があって負偏差が北海道にかかるほか、中国南部からのびる負偏差域が沖縄・奄美にかかる。

・ 850hPa 気温は、北日本は、バイカル湖の東を中心とする負偏差に覆われるが、東・西日本は華中から日本の東にのびる正偏差に覆われる。また、沖縄・奄美は華中から日本の南に広がる負偏差に覆われる。

想定される天候
・ 北日本日本海側では、平年と同様に曇りや雪の日が多い。
・ 北日本太平洋側では、低気圧や前線の影響で、平年に比べ晴れの日が少ない。
・ 東日本日本海側では、平年と同様に曇りや雪または雨の日が多い。
・ 東・西日本太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多い。
・ 西日本日本海側では、寒気の影響を受けにくく、平年に比べ曇りや雨または雪の日が少ない。
・ 沖縄・奄美では、平年と同様に曇りや雨の日が多い。

2週目(2/8~2/14):少し下がって平年並みくらい。北海道は平年より低い可能性。

・ 500hPa高度は、ヨーロッパからの波列に伴いバイカル湖付近がリッジで、日本付近にかけて正偏差の予測。一方、オホーツク海北部に寒冷渦が進み日本の南東海上にかけ負偏差となる予測。
・ 850hPa 気温は、シベリアの寒気は弱く、バイカル湖付近を中心に日本付近は正偏差で、本州には+1~2℃の正偏差が予測される。一方、北海道には千島近海を中心とする負偏差がかかる予測で、寒気の影響が見込まれる。

想定される天候
・ 北日本日本海側では、平年と同様に曇りや雪の日が多い。
・ 東日本日本海側では、寒気の影響を受けにくく、平年に比べ曇りや雪または雨の日が少ない。
・ 北・東・西日本太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多い。
・ 西日本日本海側では、寒気の影響を受けにくく、平年に比べ曇りや雨または雪の日が少ない。
・ 沖縄・奄美では、寒気の影響を受けにくく、平年に比べ曇りや雨の日が少ない。

3~4週目(2/15~2/28):若干高い傾向

・ 500hPa 高度は、沿海州付近とアラスカの南海上を中心とする正偏差に日本付近は広く覆われる予測。バイカル湖付近から日本付近にかけての正の高偏差確率から、暖かい空気に覆われやすい傾向はあるが、寒帯前線ジェット上の波列やインドシナ半島の北に予測される負偏差域の東への広がりなど、北日本や日本の南海上のスプレッドが大きい。

・ 850hPa 気温は、日本付近は、中国東北区を中心とする正偏差に広く覆われる。

想定される天候
・ 北・東日本日本海側では、寒気の影響を受けにくく、平年に比べ曇りや雪または雨の日が少ない。
・ 北日本太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多い。
・ 東・西日本太平洋側では、低気圧や前線の影響で、平年に比べ晴れの日が少ない。
・ 西日本日本海側では、平年と同様に曇りや雨または雪の日が多い。

アンサンブルで時系列に見ると..
2/8あたりで一度低くなるものの、その後はまた気温高めに推移。

北日本を除くスキー場は今シーズンはかなり厳しい戦いになりそう…

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